児童虐待相談対応件数 55,152件

虐待相談対応件数の速報値（*2010年4月1日から2011年3月31日まで）が公表されました。
55,152件（東日本大震災の影響のために宮城県、福島県、仙台市のデータは集計されていない）という数について、厚生労働省は虐待そのものの増加とあわせて、市民の子ども虐待に関する意識の高まりをあげています。
また、同時に公表された出頭要求等の数では、昨年度の出頭要求は実に50件以上で前年の21件から倍増しています。
出頭要求とは①　都道府県知事は、児童虐待のおそれがあるときは、保護者に対して、児童を同伴して出頭を求めることができます。②　都道府県知事は、保護者が出頭しない場合、立入調査等ができます。


確かに年々相談対応件数は増えています。１０年前の新聞切り抜きにも虐待のことは載っていました。虐待防止は早期発見がいかに大事かと言うことの認知度が上がったからだと思いました。CAPのおとなワークショップでは私たちのできることとして、「虐待かな？と思ったら通告をしてください」と話しています。”青い空”も今年で設立１５周年です。ワークショップを通して、少しでも児童虐待の早期発見の啓発をしたいと努めてきました。

学校・家庭・地域が連携をしていくことが、虐待をはじめ、様々な子どもへの暴力防止の原動力になっていくので、その力が十分発揮できる社会になっていくことを願って、またCAPの活動に励みたいと思っています。